スマートフォン解析

外食チェーン『ワタミ』、負債膨らみ210億円で介護事業を売却・・・再生できるのか?

437
所要時間:約255

損保ジャパンがワタミグループの所有する介護事業を210億円で買収すると発表されました。

この資金を負債の圧縮に充てるとのことですが、ここ2、3年でワタミは急激に売上を下げており、今なお回復の兆しは見えてきません。

果たして打開策はあるのでしょうか。

スポンサーリンク

ブラック企業=ワタミの図式を崩せるか

「ワタミ」は365日24時間働けなどという信じられないことを平気で実行させるような、いわゆる「ブラック企業」の代名詞となっています。

ブラック企業とは、もっぱら低賃金で長時間労働を強いる企業のことを指していますが、この言葉は、ワタミで働いていた女性従業員が入社後わずか2ヶ月にして自殺したことから一気に広がったように思います。

7日間連続勤務に加え、深夜勤務はやって当然というもので、月140時間におよぶ時間外労働を強いていたといいます。

この件に関して、当時グループ会長だった渡辺氏は真摯に遺族や従業員に対応する姿勢を見せず、私の考えは間違っていないと言わんばかりのもので、ネット上のユーザーからかなり反感を買っていました。

そしてそれが今でも影響しており、ワタミのイメージは崩れ、客離れにつながっています。

業績悪化から、あの手この手で回復を試みているようですが、どれも上手くいってないのは業績から明らかです。

ワタミが外食業界に及ぼした影響

437_02

現在、あらゆる業界において人手不足が叫ばれています。

医療界しかし介護業界しかりです。

その中であおりを喰ったと思われるのが外食業界です。

なまじワタミが大手であったために、外食業界=ブラック企業のイメージが蔓延しているように見えます。

事実、アルバイト情報誌などを見ていると、常に居酒屋、レストランといった外食業界の求人が長期にわたり掲載されるようになっています。

働き口がないと嘆く人ですら、外食業界に近づきたくないという思いの表れにも見えてしまいます。

ワタミにおいては、売上激減とともに人で不足にもなっているようで、外側から見ている限りでは、打開策はないように思えます。

今や外食業界は、売上増加に成功している企業もありますが、全体的に下降傾向にあると言えるでしょう。

ワタミが復活するには

ワタミが復活するには創業者である渡辺氏の理念から脱却しない限り難しいものとなるでしょう。

渡辺氏はかつてテレビ番組で「無理なことだろうと鼻血を出そうがぶっ倒れようが一週間続ければ無理でなくなる」という発言をしたと聞きます。

ワタミグループの根底にはこのような考え方がこびりついて離れないのでしょう。

そこに勤めている従業員たちも、そのような考えに染まっているように思われます。

企業には労働者をある程度守る責任がありますし、労働者は企業と結んだ労働契約に従って自らを労働力として提供します。

その契約は組織対個人といえども、中身は結局人間同士の関係になりますから無理なものは無理があります。

渡辺氏の「無理なことは続けていれば無理でなくなる」というのは、人間性を無視すれば成り立つ論理であって、接客業のトップが持っていい考えではないと思います。

この考えを払拭しない限り、ワタミが復活するようには思えません。

損保ジャパンがワタミから介護事業を買い取ったのは、そういった側面からも良かったことであると思います。

ロボットみたいな人間に接客されて気持ちが良いわけありません。

ワタミは早急に経営理念から見直すべきではないでしょうか。

スポンサーリンク

シェアよろしくお願いします!

スポンサーリンク